お友達からのプレゼント・・・かな?

 部屋の前に小さな庭がありまして、

洗濯物を干すための空き地と言った方がいいかな。

でも、今年もアジサイが咲き、

花の色が紫から白に変わるとき

くさ〜い匂いを放つ木も、

盆栽(?)もあるのであえて庭園と言ふ。

訪問者もあり。

汚〜い白ネコ、

上品なペルシャと思われる飼い猫が横切るのです。

汚い白ネコはお愛想もなく横切るのですが、

上品ペルシャは立ち止まり、部屋の様子をジーとみてます。

それも食事時に網戸の向こうからジーーーーッ!っと。


 すると、うちのかみさんは、

「友達が来た。」とか、

「私に会いにきた。」とか、嬉しそうに言ってます。



 そんな平和な、今週の月曜日。

遅い朝食をとってると

上品ペルシャくんがゆっくり登場。

「あ〜っ、久しぶりじゃない〜っ。」

その声に振り向いた、上品ペルシャくん口には、

グッタリしたキジバトが・・・プラ〜ン。


 思わず息をのむ我々老夫婦。

何事もなかったように、

ユックリ横切る上品ペルシャくん。


 冷たい空気と、沈黙の時間が静かにすぎる。

私が、「友達にプレゼント持って来たのかも。」

するとかみさん、「イヤーーーーーーーーーーーッ!!!!」・・・おしまい。